熊本県で古くから伝わる木綿豆腐の味噌漬けは地元で保存食品として馴染みの深い食べ物です。
食べてみるとネットリとしたチーズのような食感と味噌のしっかりとした味が染みていて、お酒のつまみ(特に日本酒)にピッタリです。
今回は、木綿豆腐を味噌漬けにして燻製したら、チーズ味噌のようでうまかったのでご紹介します。
木綿豆腐の味噌漬け燻製の作り方
木綿豆腐の味噌漬け燻製 早見表
豆腐の水抜き期間・・・ 1日
味噌漬けの期間・・・2日間
燻製の時間・・・80度前後で1時間
使用する材料
木綿豆腐・・・1丁
味噌・・・適量
使用する器具
熱源・・・電気コンロ(クッキングヒーター)
燻製器(スモーカー)
使用する燻製材
リンゴのチップ
※リンゴのチップはチーズや淡白な食材に向いています。
木綿豆腐の味噌漬け燻製を作る手順
1.まず木綿豆腐の水分を抜く作業から始めます。豆腐を容器から出して、全体に軽く塩をふりかけて平らな皿やバットなどに乗せます。
2.次に木綿豆腐の上からアルミホイルを乗せて、その上に平らな重しをして脱水します。
※重しが軽すぎると充分に水分が抜けきれませんが、重すぎると豆腐がつぶれてしまいますので気を付けてください。
また、途中皿に溜まった水は捨てるようにしましょう。
3.充分に水分が抜けたら木綿豆腐全体に味噌をまぶし、その状態で2日間冷蔵庫で保管します。
※熊本県で作られている豆腐の味噌漬けは、味噌をまぶす程度ではなく味噌の中に豆腐を漬け込むくらいの状態で数か月ほど冷暗所で熟成させるようです。
4.味噌をまぶして2日間冷蔵庫で保管したら次は燻製を行います。
5.味噌漬けにした木綿豆腐を燻製器(スモーカー)に入れ、チップを使って燻します。
今回は、果物のような甘い香りが特徴で、チーズや淡白な食材に向いているリンゴのチップを使用しました。
6.80度前後で燻すこと1時間、だいぶ色も茶褐色のいい状態になってきたところで燻製を終了します。
7.燻製が終わったら冷蔵庫で1日寝かせます。
翌日の夜のおつまみに切ってみると、味噌の味と燻した香りと酸味が程よい具合です!
木綿豆腐を味噌漬けにして燻製したら、チーズ味噌のようでうまい!
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