北陸新幹線の開通とともに東京駅からは最短で2時間半弱、新大阪駅からはサンダーバードで最短2時間半ほどで金沢駅に着きます。
また、空の便は福岡空港からの直行便は1時間15分、新千歳空港からは直行便で1時間40分
このように日本のどこからでもとてもアクセスしやすくなった北陸・金沢。
しかも1年を通して四季折々の情景を見せてくれるこの地方は、厳しい日本海の荒波や、日本三名園の一つでもある兼六園など優れた観光名所で、見どころも沢山あります。
今回は秋の北陸・金沢をレンタカーで周る2泊3日の旅!
正直2泊3日で北陸・金沢を旅するのはもったいないと思いますが、特に行っておきたい観光地と絶対に外したくないポイント中心に見ていきましょう。
2泊3日の限られた時間で北陸・金沢を最大限楽しむには、やはりできるだけ朝早くしかも最短ルートで金沢駅か小松空港に着くことを最優先に考えて今回は小松空港に朝8時30分頃着く便で出発しました。
予定通り8時30分頃小松空港に到着し、歩いて近くのレンタカーショップへ行き、説明を受けいざ出発!
事前に予約サイトでレンタカーの車種や禁煙車を選んでいましたが、実際には車種は違うしたばこ臭い社内で慣れるまで大変でしたので、予約した際の細かい事もプリントアウトして持参することをおすすめします。
小松空港に着いたらまずは朝の腹ごしらえ
出発が早朝なので、小松空港に着いたらまずは朝の腹ごしらえするために空港からそんなに遠くなく人気の高いヨシダベーカリーを選びました。
ヨシダベーカリー
出発前にナビでヨシダベーカリーをセットして出発しましたが、なかなか見つけることができませんでした。
ナビは「目的地に近づきました。案内を終了します。」と言いますがどこにもパン屋さんのような建物が見当たらず、車を停めてあたりを見渡していたら、その場所がまさにヨシダベーカリーさんでした。
建物の裏側を案内していたので全く気付きませんでした。
表に回ると更に驚きの光景があり、そこはおとぎ話しの世界から飛び出してきたようなメルヘンチックな雰囲気の外観でした。
ヨシダベーカリーは、天然酵母を生かしたパン作りをされていて、ハード系中心の品揃えで口コミの評判も高いうえに店内にはイートインのスペースも完備されていて、更にこの外観に期待度が頂点に達して車を降り店へと向かっていくと何やら看板が・・・
その看板に書かれていたのは、
「今日と明日は臨時休業」
でした。
『え~~~っ』
お腹は減っているし期待度はマックスになっているし、その時のショックの大きさは久々のものでした。
気を取り直してmetissage(メティサージュ)へ行先変更
ヨシダベーカリーが休みだったのであきらめて出発します。
空腹がマックスに近づいているのを我慢してmetissage(メティサージュ)へ向かいます。
ヨシダベーカリーを出て約10分ほどで車は粟津温泉(あわづ温泉)に入ります。
粟津温泉に入ってすぐのあたりにフランスパンのmetissage(メティサージュ)はあります。
このパン屋さんは、フランスの小麦粉、塩を使用し、小麦の香りをより豊かにする長時間発酵の伝統手法でバゲット・ハード系を中心に作られているパン屋さんです。
ここでようやく朝食のパンをゲットし最初の観光目的の地「那谷寺(なたでら)」を目指します。
紅葉の那谷寺(なたでら)
那谷寺(なたでら)観光40分
北陸・金沢の観光で最初の目的地に選んだのが、石川県小松市にある那谷寺(なたでら)は、高野山真言宗別格本山で、養老元年(717年)に泰澄が那谷寺を創建したと伝えられています。
古くから白山信仰が根付き、境内の岩山にある多くの洞窟は、『魂がよみがえり、白く清められる聖地』と言われています。
山門
那谷寺へ入る際に最初に通るのがこの山門です。
山門に向かって右側に阿形、左側に吽形の仁王様が邪気を祓われています。
参道
那谷寺(なたでら)の山門をくぐると、そこは別の世界のような参道です。
杉の大木や青々とした苔が石灯篭にまで根付き、静寂の中に厳粛さが漂う参道です。
並木は、寛永年間に加賀藩三代藩主前田利常公が植樹したものだそうです。
金堂華王殿
十一面千手観世音菩薩をお祀利してある金堂華王殿。
十一面千手観世音菩薩様は木曽檜の寄せ木つくりで7.8mもの高さがあり、金堂華王殿の中に鎮座されています。
御朱印帳はここで拝受しました。
奇岩遊仙境・稲荷社
自然智を象徴する自然景観
昔は海底噴火の跡であったと伝えらる奇岩霊石は、永い年月の間、風と波に洗われて現在の奇岩が形成されたと書かれています。いくつもの窟が開口していて観音浄土浮陀落山を思わせます。平成26年に「おくのほそ道の風景地」として新たに国名勝に指定されました。その奇岩山の中腹に、稲荷社をお祀りしてあります。
三重塔(三重塔前の立て看板より)
寛永年間加賀三代前田利常公が後水尾帝の勅命により再建せるものにして中に鎌倉時代作の胎蔵界大日如来を奉安す。
胎蔵界大日如来(三重塔前の立て看板より)
密教では宇宙根本紙として大日如来を中心にすえますが、昔の修験山伏は胎蔵界大日如来をまつりました。
三重塔本尊大日如来は元那谷寺根本堂の本尊でした。西暦1338年新田義貞の軍により焼かれ、白山衆徒の手で火中より運び出されたお像です。
楓月橋
楓月橋は奇岩遊仙境を一望できる絶景を堪能できる橋です。
寛永時代に前田利常公が計画され、現代になって実現した橋だそうです。
楓月橋に落ちる紅葉が息を飲むほどの美しさでした。
楓月橋を渡ると展望台があり、この時期は紅葉と奇岩遊仙境が素晴らしい眺めでした。
那谷寺を出発し次は東尋坊を目指します。
日本海の荒波が作り上げた絶景東尋坊
東尋坊12時着
昼食:東尋坊
東尋坊は国の天然記念物・名勝に指定されている観光名所で、日本海の荒波が作り上げた絶景ポイントです。
食事処 夕なぎ
車を走らせること約1時間、福井県坂井市にある東尋坊に到着しました。
東尋坊には、The観光地というほど広い駐車場とそれに併設してレストランが建ち並んでいます。
今回は、食事処 夕なぎに駐車させてもらい昼食をとることにしました。
かに丼には卵とじしたかにの足が乗っていて、お味噌汁と漬物が添えてあります。
お刺身定食には、甘エビやイカの刺身と魚の刺身にご飯、そしてみそ汁、海藻類、漬物が添えてあります。
観光40分
東尋坊タワー(展望台があります)
昼食を済ませ、夕なぎのおばちゃんに『東尋坊はこちらですよ』と教えて頂き、進んでいくと朝市のような土産物売り場がありその間を進んでいくと突然視界が開け、IWAB CAFEが見えてきます。
IWAB CAFEを横目に進んでいくと『〇〇サスペンス』でよく見るような光景が飛び込んできました。
凄い迫力です!しかも岩場の上には人が居ますがその小ささに断崖の高さがご覧いただけると思います。
絶景 東尋坊
東尋坊の断崖絶壁は新生代新第三期中新世の火山活動(今から約1200~1300万年前)でマグマが堆積岩層中に貫入し、冷え固まってできた火山岩でできているそうです。
マグマが冷え固まる時にできた柱状節理がよく発達していて、節理の横断面を観察すると六角形のものが多くみられるそうです。
岩場に立つと吸い込まれそうな雰囲気に思わず絶句します。
雄島は時計回りに巡るべし
雄島は東尋坊から車で10分ほどの所にあります。
東尋坊と同じ福井県坂井市にある島で、面積は10.2ヘクタール周囲は2キロメートルほどの島です。
なぜ時計回りに廻らなければならないのか?
実は雄島は有名なパワースポットでもあり、また心霊スポットでもあるのです。
パワースポットと言われる訳は、雄島までかけられた200m余りの橋を渡るとそこには鳥居があり、島の中には大湊神社が祀られていて、パワースポットとして有名です。
また、有名な心霊スポットと言われていて島を反時計回りに巡ると、いきなり足を取られるなど恐ろしい事になるという話しがあります。
何はともあれ、自分で転ばないように歩きやすい靴を履き、動きやすい服装で行くことをお勧めします。
結局、雄島の鳥居までは行きそこで参拝をさせてもらい、夕食の予定地金沢市内へと向かいました。
雄島を出発して1時間半ほどで金沢駅周辺に着きます。
そして本日の夕食は
居酒屋はち丸 日本海のお酒と海の幸
ホテルで汗を流し、歩いて金沢駅周辺にある居酒屋はち丸さんへ向かい、1日の旅の疲れを癒すべく日本酒を頂きます。
そして肴は鯵の刺身、ホタルイカの沖漬けやのどぐろの塩焼きなどなど日本海のお酒と海の幸を堪能して北陸・金沢観光の1日目を終えました。
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