1斗缶燻製器（1斗缶スモーカー）の作り方！

1斗缶燻製器（1斗缶スモーカー）の作り方！

1斗缶で燻製器（スモーカー）を作る

材料

1斗缶・・・3本
※本体に2本、蓋などを作るのに1本使います。
1斗缶の蓋・・・1枚
蓋に使うベニア板25センチ角・・・1枚
燻製用の温度計・・・1本
1斗缶に合う金網・・・3枚
チップ用のステンレス製の皿・・・1枚
蝶番・・・4枚
ラッチ錠・・・3セット
座金組込ネジ・・・50本程
1斗缶の幅より少し長い寸切りボルト5本
寸切りボルトに合うサイズのワッシャー・・・20枚
同じくナット・・・10個
同じくキャップナット・・・10個

作り方

1斗缶を2段重ねにするスモーカー（燻製器）を作成します。

1段目の加工

1.空気穴を開ける

底を抜く前に空気穴を開けます。
※そこを抜いてしまうと1斗缶自体の強度が落ちてドライバーで穴をあける際に力を入れられないからです。
充電ドライバーに直径3ミリ～5ミリのドリルの刃をはめて、等間隔（3センチ～4センチ間隔）に穴を開けます。
※空気穴が多過ぎるとチップに火が着いてしまう事がありますので、少な目に空けておいて、実際に燻製する際に調整しても良いと思います。

2.窓を開ける場所を決めてマジックなどで線を引きます。
　チップ用の皿を出し入れする為の窓です。

3.油キャッチ用の棚作り

窓用に引いた線より上に寸切りボルト用の穴を両サイドに2個ずつ開けます。これは燻製中に肉の脂が落ちてくるのをキャッチするアルミホイルやバットなどを置く棚を作る為です。
開けた穴に寸切りボルトを通します。内側からはワッシャーとナットを取り付け、外側からワッシャーとキャップナットで締め付けます。

4.1段目の1斗缶の下部にチップ用の皿を出し入れする為の窓を開けます。

サンダーに金属のなるべく薄い刃をはめて先程引いた線に沿ってカットします。
※カットした所は鋭く怪我をしますので、ヤスリなどで丁寧にバリを取ります。

5.底を八角形に開けます。

これは熱源になる電気コンロなどのサイズに合わせて切り開けます。
※カットした所は鋭く怪我をしますので、ヤスリなどで丁寧にバリを取ります。

6.1斗缶の蓋を切り外します。

本体と蓋をかしめてある縁ごとカットします。

7.先にチップを出し入れする為に開けた窓に蓋をはめます。

3本目の1斗缶を使用し、最初に開けた窓と同じ場所を縦横それぞれ2センチずつ広く切り抜きます。
※蓋をした際にそれぞれの縁が1センチずつ本体と重なるようにするためです。
切り抜いた蓋もできるだけ角を丸くして、バリを丁寧に落とします。
蝶番で本体に蓋を取り付け、反対側にラッチ錠を取り付けます。

1段目の加工はこれで終了です。

2段目の加工

1.2段目の1斗缶に食材を出し入れする窓を開ける場所を決め、マジックで線を引きます。

2.上段の棚作り

1斗缶の上から7センチ～8センチ下に寸切りボルト3本をはめる為の穴を開けます。
その穴に1段目と同じ要領で寸切りボルトを3本はめます。
※これは肉を吊るしたり、上に金網を置いてチーズなど低い温度で燻製をする為の棚を作ります。

3.1段目と2段目の結合させる準備

1斗缶用の蓋を縁から1センチ程残してくり抜く。
2段目の1斗缶も底を縁から1センチ程残して切り抜く。
これを重ね合わせて座金組込ネジで8箇所固定します。

4.1段目と2段目の結合させる

1段目の上部と2段目の下部を重ね合わせて、その縁の部分を座金組込ネジで8ヶ所固定します。
※縁を1センチ残すのは、ここに食材を置く金網を置けるようにする為です。

5.食材を出し入れする為に開けた窓に蓋を取り付けます

1斗缶燻製器の蓋を切り抜きます。※2段目の上部は強度を保つ為に縁は残して缶切りなどで切り抜きます。
食材を出し入れする為に開けた窓に蓋を取り付けますが、これも3本目の1斗缶を使用します。こちらも縦横それぞれ2センチずつ広く切り抜き、角を丸くしてバリを丁寧に落とします。
それを蝶番で固定し、反対側にラッチ錠を取り付けます。※こちらの窓は広いのでラッチ錠も2個取り付けました。

2段目の加工は以上です。

蓋を作る

蓋はベニア板を1斗缶よりも少し広く切り、真ん中に温度計用の穴を開けて完成です。

1斗缶燻製器（1斗缶スモーカー）の完成

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